西川茂 / Sealed House 90

  • ¥72,600
    単価 あたり 

配送料の目安はこちら


アーティスト:西川茂

タイトル  :Sealed House 90

制作年   :2019年

素材    :oil, metal powder, plaster ground on panel

サイズ   :32.0 × 41.0 cm

エディション:一点物

額装    :なし

※作品は税込価格です。

 

 

<アーティストコメント>
私が近年、絵画のモチーフとして描いているのは、建設中或いは解体中の、シートで覆われたある種宙吊り状態の建物である。
かつてそこにあった建物は、シートに覆われ、そのシートの下で解体され、一旦更地となり、新たに建設途中の構造体がシートに覆われて再び姿を現わす。
特に明治以降の日本の大都市空間においては、こういった建設と解体が、延々と繰り返されて現在の都市を形成してきた。
それは新しい建物の始まりであり、かつてそこにあった建物の終わりでもある。そして覆われたシート(薄い膜)は、かつての場所の忘却と、新たな記憶の狭間を意味することになる。
人々がこれから何を捨て、何を忘れ、何を見て、何を求めていくのか。
描かれた仮囲いのその向こうには、変わりゆく風景の移ろい、世情の変容があり、今が更新され未来が続いていく。


アーティストページはこちら


アーティスト情報

西川茂

西川茂

1977年岐阜県生まれ、三重県育ち。画家。
近畿大学理工学部土木工学科環境デザインコース中退後、大阪芸術大学付属大阪美術専門学校芸術研究科絵画コース修了。
以降、画家としてのキャリアをスタートし、都市における環境や自然の在り方をテーマに作品を発表し続けている。2015年から続くシリーズ「under construction or destruction」は、街でしばしば見かける養生シートで覆われた建設中、或いは解体中の建造物をモチーフにした作品群。木枠に貼られたキャンバスを、足場となる鉄骨に支えられた養生シートに擬えて、キャンバス上に油絵の具の質感を活かした抽象表現を展開している。そこには環境や自然に対する作家の深い思いや考察が反映されている。